住んでいる家に収納場所が足りなくてモノが入りきらない!
しまう場所がなくていつも散らかっている!
などと、日々の生活でお困りの方、多くいらっしゃるのではないかと思います。
1からこだわって建てることができる、新築注文住宅でない限り、収納面で本当に納得のいく住まいを探すのは、とても難しいですよね。
今回は収納場所がない、又は少ない家に住んでいる場合の解決案を6つご紹介します。
大型収納家具を置く
部屋のスペースに余裕があるならば、大型収納家具を置いてしまうのが、一度にたくさんの収納場所を増やせて、かんたんな方法の1つ。
例えばリビングなら、TV台を「壁面収納型」にしてしまえば、配置も比較的悩みにくくおすすめです。
BEFORE
収納が少ないリビング。TV台の上ががらっと空いています。
AFTER
壁面収納型のTV台にすれば、収納力がぐんとアップ。
元々使っていなかった空間を、これだけ収納できるスペースへ有効活用できます。↓
ニトリ テレビボードポルテ
お部屋を広く使える壁面収納。リビングの収納をひとまとめにできる。
メリット
- 置くだけなので、かんたん
- 工事はないので、手軽
デメリット
- 組立・設置は1人では難しい
- 地震対策は必須
家具を置くだけなので、工事もなく、手軽にできる方法です。もちろん賃貸住宅でも可能。
ただし組立式の場合、部材を設置場所まで運び、組立するという作業をしなければならないのが難点の1つ。
男女問わず、1人で組立・設置をするのは難しいので、2人以上で行いましょう。
また、地震で倒れる可能性があることを必ず頭に入れて、対策をすることが大切です。
壁を収納として使う
空いている壁があれば、専用アイテムや家具を追加するだけで、かんたんに収納できる壁にすることも可能です。
立てかけるだけ、突っ張り式など、壁を傷つけずに設置できるものを選べば賃貸住宅でもOK。
空いた壁がかんたんに棚に!
突っ張らずに専用の固定具でかんたんに壁に取付できる
壁に立てかけるだけ。小物の一時置き場にも便利。
玄関に必要なものを置けるスリムな棚。
なお、以前ディアウォールという部材を使って、オープン棚をDIYで作成したことがあるのですが、ディアウォールやラブリコなどのDIY部材を使うと、スペースにぴったりな棚をつくることもできます。
メリット
- 壁や天井をほとんど傷つけることなく設置可能
- 突っ張り式のタイプは、床から天井まで有効活用できる
- 比較的手ごろな金額で購入できる
デメリット
- 移動も可能だが、長さがあるので頻繁な位置変更には向いていない
突っ張り式や、立てかけ式は、壁を傷つけずに設置可能。
細いピンで壁に固定するタイプも画びょうほどの小さな穴が開く程度なので、賃貸住宅でも設置は可能です。
突っ張り式のものは、床から天井まで、高さをフルに収納として使えるので、空間の有効活用ができます。
アイテム自体も比較的手ごろな値段なので、購入がしやすいのもうれしいポイント。
位置を移動することも可能ですが、長さがあるので頻繁な移動には不向き。
設置場所は慎重に決めましょう。
一石二鳥家具を使う
本来の使い方とは別に、収納も兼ねている家具、通称一石二鳥家具を部屋に取り入れると、収納スペースアップに役立ちます。
収納ベンチ。閉じていれば、ベンチとして使える。
ふたを開けると収納スペースに。
メリット
- 置くだけなので、かんたん
- 二つの役割をもてるので、スペース的にもコスト的にもお得
デメリット
- 通常家具より種類が少ない
- 大きなものは入らないことが多い
家具を選ぶ際に、収納付きの家具を選べば、収納スペースができて省スペースにもなり、コストもお得。
置くだけなので、本当にかんたんです。
ちょっとした収納スペースができることで、散らかりにくくすることができるので、お子さんのいるご家庭にはメリットも多いと思います。
我が家でも、収納付きベンチを、靴をはくときの椅子として玄関に置いていますが、中には縄跳びなどの、外遊びの道具などを入れています。
デメリットとしては、普通の家具よりは選べる種類が少ないことと、小物収納に適していて、大きなものは収納しにくい点。
例えばこんな家具
収納付きベンチ、収納付きスツール、収納付きサイドテーブル、収納付きベッド、収納付きソファー、引出し付きダイニングテーブル、など。
スペースがなければ『上』を使う
収納場所がない!と思っても、意外と『上』のスペースが空いていることがあります。
例えば、洗濯機や洗面台の上などの水廻りの他、寝室のベッドの上など。
工夫をすればまだまだ収納スペースが見つかります。
洗濯機の上を有効活用。
洗濯機の上を有効活用。
収納のない洗面台の上にも棚をかんたんに設置。
ベッドの上も収納スペースに。
在宅ワークスペースの上をベッドに。
メリット
- 新たにスペースを探す必要がない
- デッドスペースを有効活用できる
デメリット
- 手が届きにくい高さによく使うものを置くと使い勝手が悪くなる
今ある場所の「上」を利用すれば、新たに収納スペースを探す必要もなく、デッドスペースも有効活用できるというメリットがあります。
ただし、手が届きにくい高さによく使うものを置くと使い勝手が悪くなるため注意が必要です。
どうしてもスペースを作れない場合は、外部に作る
もうこれ以上収納スペースを見つけることはできない、でも捨てずに保管したい、そんなモノがある場合は、家の外に収納スペースを確保することも検討してみましょう。
メリット
- 家が狭くならない
- 使う頻度は少ないが捨てられないものも保管しておける
デメリット
- 必要な時に取り出しに行くなどの手間がかかる
- 費用がかかる
- 自宅の近所に見つからない場合もある
収納スペースをこれ以上見つけられない、なおかつどうしても捨てられないものがある場合、思い切って外部の保管スペースを利用するのも方法の1つです。
家の中が狭くならずに大事なものが保管できるため、必要な方には便利に使えるサービスです。
利用料金がかかりますが、それも家賃やローンの一部と考えればかえってお得な場合もあります。
例)収納スペースが多い家の家賃が今と比べて1万円以上高い場合、レンタルスペースの月額が8,000円ならお得ですね。
なお、費用が掛かることに加え、中のモノを取り出す場合に、出向いていくなどの手間がかかってしまうため、場所も考慮したいポイントです。
どの方法も難しい場合は、モノを減らす
収納場所を家の中に増やすことができず、外部の収納場所の確保も難しい場合、最後の手段として、「モノを減らす」という選択肢が残ります。
いわゆる断捨離ですが、実はこれが一番難しかったりしますよね。
整理してモノの数を絞る、捨てる
以前、家の中のモノを整理する方法について記事を書きましたが、基本は、『数を絞る、余分なものは捨てる』こと。
自分のお気に入りを厳選して持つようにすると、部屋もスッキリして、片づけやすく、キレイが続く部屋になります。
レンタルサービスを活用してモノを持たない
使用頻度が低いアイテムは、所有するのではなく、レンタルサービスを活用するのも1つの方法です。
利用の目安としては
- 使用頻度が1年に1回以下のモノ
- 子供が小さいころだけなど、一時的にしか使わないモノ
- 大きいモノ、特に長さがあり収納が困難なモノ
など。ご家庭でルールを決めて利用すると良いかと思います。
当日出荷もしてくれるブラックフォーマルレンタルサービス。
まとめ
収納がない部屋に住んでしまった場合の解決案まとめです。
- スペースに余裕があれば、大型収納家具を置いてみる
- 専用アイテムを使って空いている壁面を収納スペースにする
- 収納も兼ねた「一石二鳥家具」を利用する
- 今ある場所の「上」のスペースを利用する
- 家の中に収納スペースを見つけることができないときは、家の外に収納スペースを確保する
- どの方法も難しい場合は、モノを捨てるか、買わずにレンタルサービスを利用するなどして、整理する
いかがでしょうか。ぜひ皆さんも参考にしてみてくださいね☆