「セルフリフォーム」って言葉は聞くけど、なんだか難しそう、本当にできるのかな?とお思いの方へ。
今回は、DIYにもおすすめ、オーストラリアの高級塗料「ポーターズペイント」を使って、壁紙の上からペンキを塗るセルフリフォームの手順をご紹介します。
なお私は本番前に、ポーターズペイントのペイントレクチャーで練習をしてから挑みました。この経験があったからこそ、自信を持って作業ができました。

用意するもの
基本の道具一覧
- 塗料(今回はポーターズペイント)
- ポーターズペイント専用刷毛
- 細かい部分用の小さい刷毛
- 塗料用の容器
- マスキングテープ
- 新聞紙(床や家具の保護用)
- マスカー(養生用テープ付きビニールシート)
- 汚れても良い服装
あると便利な道具
- マイナスドライバー(スイッチやコンセントカバーの取り外し用)
- パテと紙やすり(壁の穴埋め用)
- 洗剤(刷毛の洗浄用、特に油性塗料の場合)
今回は、塗料にポーターズペイントを選びましたので、ローラーは使わずに専用の刷毛で塗っていきます。
塗装の準備
今回は、以前黄色に塗った壁をブルーに塗り直した手順をご紹介します。
初めてペンキを塗る方も基本的な手順は同じです。
塗装を始める前に、次の手順でしっかり準備をしましょう。
準備が丁寧かどうかで、仕上がりが大きく変わります!
周囲の家具や床を新聞紙や養生シートで覆う
ペイントする面のホコリや汚れを取り除く
壁に穴がある場合はパテで埋め、サンドペーパーで平らにする

塗りたくない部分(スイッチや枠)をマスキングテープで保護する
カバーが外せる場合は、外してからマスキングテープがおすすめです。

※カバーのはずし方はこちらをご覧ください。

養生テープ(マスカー)を使って床や壁を保護する
「マスカー」とは、テープの端にビニールがついている、こんなものです↓


ペンキは予想以上に飛び散ることがあるので、念入りな養生がポイントです。
「面倒だな…」と思うかもしれませんが、これが仕上がりの美しさを左右します!

シーラーを塗る
下地を整えるため、まずはシーラーを塗ります。
シーラーはペンキの密着性を高め、色ムラを防ぐ大切な工程です。
今回は、「ポーターズペイント」という塗料を使いますので、専用のシーラーを使うと、より美しい仕上がりになります。
シーラーを 塗り終わるとこのように壁が白くなりました。
塗りむらがあるように見えますが、これで大丈夫です。
シーラーは一度塗りで仕上げます。

本塗り
シーラーが乾いたら、いよいよ本塗りです!
ポーターズペイントは、専用の刷毛で八の字を描くように塗るのがコツ。
2度塗りすると、色ムラなくキレイに仕上がります。
端のほうは小さな刷毛を使うと便利です。

1回目でムラがあっても心配いりません。乾いた後に2回目を塗ることで、きれいに仕上がります。

マスキングテープをはがす
2度塗りが終わったら、完全に乾く前にマスキングテープをはがします。
この瞬間が一番ワクワクしますね!
境界線がピシッと決まっていると、達成感もひとしおです。
完成
乾燥後、きれいな壁が完成!!
片付けは忘れずに。道具はすぐに水洗いしておくと、次回も気持ちよく使えます。

FAQ【壁紙の上からペンキを塗るセルフリフォーム】
- 初心者でも失敗せずにできますか?
-
はい、正しい手順を守れば初心者でもきれいに仕上げられます。ポイントは、養生などの準備をしっかりすることと2度塗りを行うことです。もし心配であれば、事前にペイントレクチャーなどの体験会に参加すると安心です。
- どんな壁紙でもペイントできますか?
-
ビニールクロスや紙クロスなど、ほとんどの壁紙に塗装可能ですが、UV加工・撥水加工壁紙などは塗装不可の場合があります。また凹凸していたり特殊な素材の壁紙は上手く塗れないことがあるため注意が必要です。
- ペンキはどれくらいの量が必要ですか?
-
種類によって量が変わってきますが、目安として、1リットルで約4~7.5㎡を2度塗りできます。(ポーターズペイントの場合)
- 乾燥時間はどのくらいですか?
-
塗料や環境によりますが、おおよそ2〜6時間程度で乾燥します。
- 道具はどのように洗えばよいですか?
-
基本的には水洗いで大丈夫です。油性塗料の場合は落ちにくい時があるので洗剤があると便利です。ポーターズペイントの刷毛の場合、メーカーのおすすめは市販のシャンプーとリンスとのこと。ハリとコシが出て長持ちするそうです。

まとめ
いかがでしたか?
セルフリフォームは、準備と丁寧な作業が成功のカギ。
きちんと手順をふめば、自分たちで壁を塗装することも十分可能です!
失敗を恐れず、自分だけの空間づくりを楽しんでみてくださいね!