新しくダイニングセットを購入するとき、こんなことを思うことはありませんか?
”椅子はこのまま使いたいけどテーブルだけ買い替えたいな。”
”椅子が古くなってしまったので、椅子だけ買い替えたい。”
”テーブルと椅子、別々のお店のものを買っても大丈夫かな?”
同じお店やブランドでそろえたほうが見た目の統一感やサイズ感など、メリットが多くありますが、テーブルと椅子をバラバラで買っても居心地良く使うことは可能です。
ただし、バラバラで買った結果、失敗したということが多いのも事実です。
今回は、ダイニングテーブルとダイニングチェアをバラバラで購入するときに失敗しないコツをご紹介します。
テーブルと椅子選び、この数字さえ知っていればOK
テーブルと椅子選びで、必ずチェックすべき寸法はこちら。
差尺(さじゃく)
差尺とは、テーブルの高さから椅子の座面までの高さを引いた差のこと。
日本人の平均的な体型では、おおよそ27~30cmほどの差尺にすると使い心地がよいと言われています。
まずは自分に最適な「差尺」は何センチくらいなのか、おうちのダイニングの寸法を実際に測るなどして、調べてみてください!
椅子だけ買う場合のコツ
テーブルは変えずに椅子だけを買い替える場合は、先ほどお伝えした「差尺」(平均27~30cm)を参考に、
テーブル高さ – 差尺
で椅子座面高さを出します。
「椅子座面高さ」が分かったら、椅子選びを始めましょう。
最適な座面の高さが分かっていれば、ネットでも比較的失敗することが少なく購入できます。
お店に出向いて購入する場合は、店員さんに相談するか、メジャーなどを持っていき、実際に高さを確かめてから購入することをおすすめします。
ソファタイプのダイニングに変更したい場合は注意
これまで「椅子タイプ」のダイニングとして使っていたけれど、同じテーブルを使って「ソファタイプ」のダイニングに変更したい、と考えている場合は注意が必要です。
近年人気の、ダイニングテーブルにソファを合わせるスタイルにする場合は、差尺をより小さめに見積もることをおすすめします。
ソファのほうが、椅子よりも座った時の沈み込みが大きいこともあり、目安として差尺25cm前後を目標とするほうが良い場合が多いです。
具体的には、ソファダイニングにする場合、ソファ座面高さ40cm前後、ダイニングテーブル高さ65cm前後の組み合わせとするケースがいちばん多く見られます。
ただし、ソファは商品により、硬さ柔らかさが大きく異なりますので、座面のクッション性なども考慮の上決めましょう。
ダイニングテーブルだけ買う場合のコツ
椅子はそのまま使うけど、ダイニングテーブルだけ変えたい、という場合も先ほど同じように、まず椅子に合ったテーブルの高さを出します。
「テーブル高さ」が分かったら、テーブル選びを始めましょう。
日本ブランド?海外ブランド? テーブル選びは購入ショップに気を付けたい
ダイニングテーブルは、日本ブランドか海外ブランドかにより、高さが異なる傾向があります。
これは、日本人と欧米人では標準身長が異なるためです。
日本ブランドのダイニングテーブルの平均的な高さは70cmに近い寸法に対し、海外ブランド、特に背が高い国々のブランドでは75cmに近い寸法のことが多いです。
例えば、IKEAで有名なスウェーデン、北欧家具のデンマークやノルウェー、イタリアなどの国のブランドやお店のものはテーブル高さが高めの傾向があります。
テーブル高さが高いものを選ぶ場合には、合わせて椅子も少し高めでないと使いづらくなりますので、注意しましょう。
テーブルと椅子を別々のお店で買う場合のコツ
テーブルと椅子を両方買うけど別々のお店でそろえたい場合も、これまでの話と同様、「差尺」をしっかり確認して購入をすればOKです。
その他のチェックポイントとしては、テーブルと椅子の色味や質感です。
木製の場合は木の種類が違うと色味が異なってきます。
また、木の種類は同じでも、塗装の色や種類によっては完全に同じとはなりません。
別々のお店で購入する場合は、その辺りも承知の上商品を選ぶといいと思います。
ここに気を付ける! 家族で身長が大きく違う場合
家族で身長が大きく異なる場合、例えば子どもと大人、女性と男性の場合であると思いますが、そのような場合の差尺は背が大きいほうに合わせます。
子どもと大人であれば、大人の使いやすい寸法に、身長が異なる場合は、背が大きい方が使いやすい寸法に合わせます。
大人と子供で使いにくい場合
大人に合わせた寸法にすると、子どもが小さいうちは使いにくくなるケースがほとんどです。
そんな場合の対処法をご紹介します。
キッズ用ハイチェアを使う
お子さんがいらっしゃれば使ったことのある方も多いと思いますが、子ども用のハイチェアを使えば、大人と同じテーブルについて食事をすることができます。
ハイチェアを使う時期はそれほど長くはありませんが、高さ調整をして長く使えるタイプのモノを選ぶと買い替えも少なくすみ、便利で経済的。椅子の廃棄が減ればエコでもあります。
高さ調整クッションを使う
大人と同じ椅子でそろえたい場合は、子どもだけ高さ調整クッションを置いて使う方法もあります。
成長したらクッションを取り外すだけなので、とても手軽です。
大人同士で使いづらい場合
大人同士の身長の差により、背が小さい方が使いづらい場合、つまり差尺が大きくなりすぎて使いづらい場合の対処法です。
クッションを使う
差尺が大きすぎて使いづらい場合は、子どもの場合と同様、クッションを置いて座るのが手軽でおすすめです。
椅子を変えてみる
同じ椅子でそろえるのではなく、思い切って各自が使いやすい椅子にしてしまうのも一つの方法です。
センスも必要ですが、上手に合わせるとハイセンスな印象のダイニングとなります。
apartmenttherapy.com
まとめ
ダイニングテーブルと椅子をバラバラに上手に買う方法、まとめです。
ダイニングセット選びで重要なのは、自分に最適な「差尺」を知ること
日本人の平均的な体型では、おおよそ27~30cmほどの差尺が良いとされる
ソファタイプのダイニングの場合は、椅子タイプより少なめの差尺、約25cmほどが良いとされる
ダイニングチェアだけ買い替えるときは、テーブル高さと差尺より、椅子座面高さを出してから商品を選び始める
同じダイニングテーブルを使って、椅子タイプからソファタイプのダイニングに変更する場合は、高さが合わないときもあるので注意する
ダイニングテーブルだけ買い替えるときは、椅子に合うテーブル高さをチェックしてから商品を選びを始める
ダイニングテーブルは、日本ブランドと海外ブランドでは、高さが異なる傾向があるので、ショップ選びに気を付ける
チェアとテーブルを別々のお店で選ぶときは、差尺をチェックし、素材の質感や色味が違ってしまう場合もあることを承知の上購入する
家族で身長が大きく異なる場合は、身長が高い人に合わせて選ぶ
いかがでしたでしょうか。
ポイントを押さえて、快適なダイニングスペースをつくってみてくださいね!