「おしゃれな部屋にしたいけど、どうすればいいのかわからない」 そんなお悩みをよく聞きますが、実は照明を工夫するだけでも部屋の印象はぐっと変わります。
今回は、暮らしの中に簡単に取り入れられて、“なんかいい”と思われる空間に近づける照明のポイントをご紹介します。
その照明、もったいないかも?

普段何気なく使っている照明、もしかするとお部屋の魅力を引き出しきれていないかもしれません。
まずはありがちな“思い込み”から見直してみましょう。
「明るければいい」は思い込み
照明=明るければ快適、と思っていませんか?
実はそれだけでは不十分なことも。
特にシーリングライト1灯だけの空間は、部屋全体が均一に照らされる反面、陰影や奥行きが生まれず、無機質な印象になりがちです。
それに、なによりおしゃれじゃなく、残念な印象のガッカリ部屋に。
「とりあえず明るければOK」では、“なんとなく物足りない部屋” “ガッカリ部屋”になってしまうのです。
おしゃれに見せたいなら、照明は“複数使い”がカギ

部屋を印象的に見せたいなら、照明は一つでは足りません。
例えばペンダントライトだけだと、どうしても暗さを感じる場面が。
そこにスポットライトをプラスすることで、十分な明るさも同時に得られます。
間接照明も加えると、更に光に立体感が生まれ、奥行きのある空間に変わります。
照明は「メイン照明(全体)+補助照明(部分)+演出照明(雰囲気)」の3種類を組み合わせるのが理想です。

“なんかいい”印象をつくる照明の使い方

照明を複数使うとはいえ、やみくもに灯りを増やせばいいというわけではありません。
ここでは、“なんかいい”空間をつくる具体的な使い方をご紹介します。
時間帯・シーンで使い分ける
朝の支度、夜のリラックスタイム、食事や読書…。
その時々で必要な明るさや光の方向は異なります。
たとえば朝は天井の明るい照明、夜は間接照明だけにして穏やかに、など、時間帯やシーンに合わせて照明を切り替えるだけで、心地よさが格段にアップします。
簡単に取り入れられる間接照明

「間接照明」と聞くと難しく感じるかもしれませんが、実はとても手軽。
コンセントに差すだけの置き型タイプが多く、工事不要で設置できます。
光を壁や天井に反射させることで空間がやわらかく見え、奥行き感もアップ。
おすすめの設置場所は、ソファ横・寝室のベッドサイド・テレビボードの裏などです。
間接照明を“使う場所”に置くのがコツ
間接照明はただ置けばいいというものではありません。
「その場所で本当に灯りを使うか?」を基準にすると、より実用的になります。
たとえばベッド横に置けば、寝る前に読書をする際に重宝しますし、ソファ横なら映画鑑賞やくつろぎ時間の照明として自然と使うようになります。
我が家のおすすめ照明アイデア

ここでは、実際に暮らしの中で取り入れて「これはよかった!」と思った照明の工夫をご紹介します。
・寝室に置いた間接照明
→くつろぎタイムはベッドサイドの間接照明のみ、それ以外の照明は消すことでほどよい暗さになり、リラックスできます。
・食事用のペンダントライト+壁面のスポットライト
→ 食事の時はペンダントライトをON。食事が終わったらペンダントライトを消し、壁面を照らすスポットライトをONにするなど。家族の行動によって使い分けをしています。
・ソファサイドのスタンドライト
→ 夜の静かな時間に読書するときは、ソファサイドに置いたスタンドライトを灯します。手元は明るいので夜でも快適に過ごせます。
FAQ【照明について】
- 賃貸でも照明で雰囲気は変えられる?
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はい。コンセントに挿すだけの間接照明や、工事不要で設置できるライティングレール付きスポットライトなど、賃貸でも安心して使えるアイテムはたくさんあります。
- 照明の数はどれくらいが理想?
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空間の広さにもよりますが、「全体照明+間接照明+スポットライト」の3つを意識するとバランスが取りやすく、心地よい空間がつくりやすくなります。
- シャンデリアを付けたいけど暗くなりすぎるのが心配です。どうすればいい?
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シャンデリア単独では明るさが十分でないことが多いので、補助的にスポットライトやスタンドライトを組み合わせましょう。明るさは“全体でバランスを取る”のがポイントです。
まとめ|“おしゃれな部屋”は、照明でつくれる
おしゃれなインテリア=家具や雑貨、と思われがちですが、実は照明こそが空間の印象を左右する大きな要素です。
明るければいいというだけでなく、「どこを、どんなふうに照らすか」を意識するだけで、同じ部屋でも見違えるような印象に変化します。
今日からぜひ、“1つだけつける”照明から、“複数で演出する”照明使いにシフトしてみてくださいね。




